無題

『体温』


僕はとんでもなく不器用で
君をうまく愛することすら出来なかった
一人で考えた言葉も
君の前ではうまく言えず
君を傷つけたこともあった
ずっとそばにいたかった・・・
　君さえいてくれれば何もいらなかった
でもそんな日々はもう来ない・・・

※
愛してる
そんなありきたりな言葉では君を愛せていないかな・・？
想いはいつもすれ違いだったけど
確かに僕は君を愛してる

気を紛らわすタバコ、バイク・・・
君がいない一日がこんなに長いなんて
君がいない部屋がこんなに広いなんて
明日には君の香水の残り香はもう消える・・・
部屋の合鍵、君の歯ブラシ・・・
こんなに泣いたのは初めてだ
伝えたいことまだまだあったけど
伝えることはもうしない・・・
君の真似してこうして書いた詩
見返すことはもうしない・・・

※
逢いたい
今の君に対する気持ちを忘れたくない、その前に・・
でもきっと忘れてしまうだろう
それがひどく悲しい

君がいなくてさびしくて
友達誘って遊んでみるけど
やっぱり全然楽しくなくて
Ipodに入れた君のお気に入りの曲ばかりが
何度も何度もこだまして・・・・
昨日あんなに泣いたのに
もう涙なんて出ないと思ったのに・・・
その日の寒さと朝日の輝きがいつまでも僕を苦しめる・・
君への思いを全部残したいけど
歌詞なんかにこめられるほど
僕は器用じゃない・・・

※
戻りたい
ギクシャクしてたけど、隣に君がいたあの頃に・・・
君の寝息や歯ぎしりが
頭から離れない・・・

バイクやたばこでごまかせるかな？
でも君のいない、冷たいベットはごまかせない・・・


察せよ